こんにちは。歯科衛生士の金子です。
猛暑が続いておりますが、
皆様いかがお過ごしでしょうか。
私は暑さを凌ぐため毎日のように大好きなアイスをご褒美に食べていますが、
皆様の中にも同じような方もいらっしゃるのではないでしょうか?
(そんな事ないよ!っていう方はすみません。)
また、夏休みやお盆休みだった事もありご家族で
“シェアしながら何かを食べる”
という事も増えているのではないでしょうか?
さて、そこで気になるのが
「こんなに甘いもの食べてむし歯平気かな…」
「同じ食器を使って食べたけど、
むし歯菌って伝染らないっけ?」
という問題です。
むし歯予防___すなわち
歯磨きの上手な磨き方に関しては
これまでにも当院blogで書かせて
頂いているので
是非ご一読して頂けるとよいかと思います。(当院blog▶︎︎︎︎︎🔎)
今回は“むし歯菌は伝染る(うつる)のか?”
という問題についてです。
結論から申し上げますと、
むし歯菌は伝染します
えぇ~?!と思われた方沢山いるかと思います。
(私も学生時代知った時は衝撃的でした)
ではどのようにして伝染するのかについてですが、
むし歯菌は唾液を介して
感染(伝染)します。
直接的な例示としては主にキスなどから伝染する事が多いですが、
それ以外にも飲み物の共有や同じ食器の共有など
間接的な原因で伝染することも多いです。
日常的に何気なく行っている
ペットボトルの回し飲みや、
使った食器であーんと子供に食べさせる行為
など
むし歯菌が伝染する行為は身の回りに
沢山あるので注意が必要となります。
また上記で子供に食べさせる行為と
申し上げましたが、
お子さんが小さいうちは食事中での
注意は勿論ですが
妊娠期間中もむし歯菌であるミュータンス菌が母体から胎児へと移行することで、
早産や低体重出生のリスクを増加させる可能性があります。
母体の感染症は胎児の発育にも
影響を与える可能性があるため、
虫歯の進行はそのリスクを
高めることとなるのです。
ですから妊娠中から妊婦さん自身のむし歯にも気をつける必要があり、
また出生後も母から子への唾液の感染(母子感染)
を防いでいく事が何よりも重要となります。
当院ではクリーニングの際に患者さん一人一人の口腔内に合わせた
歯ブラシ指導を行っており、
清潔な口腔内を保てる様にスタッフ一同サポートさせて頂いております。
またマタニティ歯科も行っているので、
妊娠時の磨きづらい時でも少しでも口腔内を清潔に保てるようにケアさせて頂きます。